2018-01-01から1年間の記事一覧

「あの日」からのタイムライン

タイムライン@東京芸術劇場、3月30日。演出 藤田貴大、音楽 大友良英、振り付け 酒井幸菜、写真 石川直樹、衣装 スズキタカユキ、出演 福島の中高生 市街地が描かれた舞台で「あの日」以降の1日が描かれる。街の上を行き来する彼女たちは雲のようでもあり、…

札幌国際芸術祭おぼえがき 備忘録のあとで(3)

*(フェイスブック、2月21日の投稿。原文以下。一部補足して和訳) こんにちは。昨日は、四谷三丁目(国際交流基金アジアセンター)でのDJスニフ、ユエン・チーワイ、細田成嗣、メイヤ・チャン、大友良英によるトークとディスカッションに参加してきました…

ハーシュ・ノイズ・ウォールから

* ハーシュ・ノイズ・ウォールという音楽がある。ある時期からノイズ・ミュージックのコミュニティでは有名で、fbにはすでに同名のグループもできていて、日夜、新作が更新されている音楽だ。 内容は、ハーシュ・ノイズが文字通り壁のように塗りたくられ、…

札幌国際芸術祭覚え書き 備忘録のあと(2)

2017年11月4日 普段降りたことのない青山一丁目駅を出ると、大通り沿いに進む。なぜか人影はほとんどなく、すでに夕刻とはいえ曇天でいささか不気味な感じがしなくもない。大通りも車はほぼなく、ひたすらに強風だけが吹きつけてくる。 ただ直進するばかりの…

光と音のあいだで(2)

1月26日 台湾のシェリル・チェンからメッセージが届く。開くと灰色の空に、カラスが舞っている動画が送られてきていた。「どうしたの」と聞くと、「嵐が来て去って、そんなにひどくない状態」という返事が来る。いうまでもなくこれは去年作っていた通称鳥…

光と音のあいだで

1月30日 テオ・ヌーグラーからメッセージがくる。短く「helloo」。前から関心を持っていたノイジシャンで、インドネシア在住らしい。関心の中身は音源で、とにかくゴリゴリしたハーシュノイズ。ハーシュノイズの中に振動するような低音がある。以前に聴い…

札幌国際芸術祭覚え書き 備忘録のあと(1)

12月27日 木曜日 混んでいることは予想されたが想像通りの人口密度の新宿駅東口を通過する。改札を出た頃から人が溢れ、歌舞伎町方面への階段を登れば駅の建物に沿って人が立って並んでいる。つい最近までアルタ前と呼ばれていたここは待ち合わせ場所の…

メモ

さいきんの音楽(実験or即興)について思うこと・どう把握すべきかという点から おそらく、「行為」と「音楽」との関係が問われているように思う。動くことで、ある音を出す、というのは楽器では普通のことだ。だが、その行為(行動?。アクションというべき…