2008-01-01から1年間の記事一覧
さておき。 この三日連続で書いてみたが、いずれも寝不足であり、文法上の誤りが目立つが、今日にいたっては昨日完徹したまま、いまにいたっている。ので、正確さは欠く文章かもしれないが、それはそれで年の瀬感覚を再現しているような。 先日は、またジュ…
さておき。 久しぶりに気の滅入る小説を読んだ。 ジャン・ウ゛ォートランの「グルーム」(文春文庫)。ロマン・ノワールの一つで1980年に書かれたとされるが、予想以上に重く苦しく、かなり滅入る。 主人公は、ハイムという12歳の少年。ホテルのボーイ…
さておき。やはり気温のせいか、まったく年末感をかんじない。都心部も、なんとなく寂しいような気がする・・・いずれにしても21世紀が、こういう社会だとは、50年前の人は想像し得ただろうか。未来感は、皆無。 どれほど知られているのか知らないが、池…
今の世の中はなかなか怖ろしく、一人で居ることが難しく感じる。メールを開けば、なんとなくネットを見てしまい、集中して長期間こもることが、非常に困難なようだ。なんとなく、世間(が何かは、正確ではないけど)で孤独感を感じている人が増えているよう…
猛暑にしてやや夏バテ&夏風邪。の1ヶ月を経る。しかも昨日、いきなり落雷のため停電。これが珍事なのか日常茶飯事なのか、まだ不明の夏。 * 大友良英「MUSICS」を読む。とりあえず文章だけだけど、かなり読みやすく、21世紀に入ってからこれまでの文章…
前回はすこし真面目になりすぎてしまい、我ながら困惑。なんと未整理で失礼な文章かと反省する。 どれも思いつきなので反省するしかないが、ただそのうちの音響にかんして、正しく聴けない(聴くことを前提にしていない?)というのは、誰も言っていなくて妥…
梅雨入りしたらしいが、初春の涼しさと初夏の暑さが入り混じる昨今。 * しばらく前に『サウンド・アナトミア』(北里義之)を読む。この本は日記のように書かれたものを編集したとのことだけど、僕自身はmixiとは無縁なので、今、どんな議論がされているの…
どれほど話題になっているのかわからないが、すこし前に『例外状態』という邦訳書を読んだ。興味深い、という以上に、非常に政治的な問題を扱った書物。 扱われているのもあくまで現代的な視点かもしれない。法的な権力が及ばなくなった状態、あるいは、法的…
どの程度話題になったのか分からないが、最近は大型連休というらしいGW、六本木の国立新美術館。「アーティスト・ファイル2008」。美術館が独自に選んだ作家の作品が展示されている。こうした企画は、企画そのものだけでなく評判とか評価とか、いろいろ…
*10日前 10日前、思い切り綴りを間違っていたフタリ・フェスティバル(Ftarri festival)に行ってみた。土曜は都合があり、日曜のみ。おそらくうらぶれた人々がゆっくりと集まって、のんびりできるのではと思って行ってみたのだが、その予想をおおきく裏…
ここ最近。書くことがないこともなかったこの頃。 たとえばいきなり雑誌「10+1」が終刊した。たしかに個人的に良い「購読者」ではなかったが、毎回かなりじっくり目を通したり、とくに中国での作品が最近各誌の表紙にもなっている磯崎新のインタビューは…
最近、文庫本での復刊がつづいていて、ごく普通に古典のような小説を楽しめるようになったのはすごく嬉しい。といっても、なかなか手に入らない本もあって、たとえばコクトーもかなり読めるようになっているけど、「山師トマ」もそのなかの一つで、最近、た…
誰にいわれたわけでもないけど、先回の投稿はひとの作品に触れつつ、すこし脱線しすぎたような気がしてやや反省する。ただ、時間と歴史感覚については、以前からかなり気になるところ。もう少し妄想を膨らませれば、ややサイエンス・フィクションめくけれど…
新年早々、「far for fur」なるCDを聴く。奇々怪々でユーモラス。 なかでも宇波拓の作品をじっくり聴いた。そこで感想みたいなものとして、まったく作為とはちがうと思うけれど面白かったのは、非常に構築された時間感覚のようなものを感じたことだろうか。…