ストラビンスキー

風邪をひいてダウン。これまでなんとか小康状態だったが、しかたがない。
しかたがないので、休んでひさしぶりにストラビンスキーの後期の曲を聴く。作曲家本人が指揮したものと、ブーレーズによる2枚。宗教的な内容になり、野蛮なリズムはほとんど残っていないけれど、押しつけがましいわけでもなく、派手にもりあがるわけでもなく、かといって変なエキゾチズムとかでコチャコチャ装飾をつけるわけでもなく、シンプルでクール。やや激しい曲もある。「癒し」になるには、ややクセがあるけれど、もうちょっと知られてもいいような気がする。あまり評判を聞いたことがないし、クラシックマニアを自称する友人も、そもそも存在を知らなかったりする。個人的にはブーレーズを追っかけていったら見つけただけだけれど、けっこう良い。