ついさきほど

明治神宮前vacantに、大友良英+青山泰知+伊藤隆之/YCAM InterLab + 高田政義 + α「without records」をみにいく。2回め。

今度はじっくり、ひとつひとつのターンテーブルを眺め、あれこれ工夫(というか拘束というか)されているのを確認。とくにアームというんでしょうか、あの部分が壊れて、針金みたいのが剥き出しになっている、会場のちょうどまん中くらいにあるのが気になる。音が出るのか待っていると、意外に大きな音でガガガといっている。うーん、なんだかアバンギャルドな老体、という風情。

そのあと、個人的なベストポジションを発見し(入り口あがってすぐのところ。全体が見渡せるし、手前の床が白で奥が赤いため、奥の方の薄暗さが強調されて、たいへん幻想的)、数十分ほど観覧。ぼーっとする。客は女性の方がひとりと、僕だけ。

とおもっていたら、階段から大友良英ご本人が登場。どうやらメンテナンスらしい。一瞬、これはサインをもらう機会かとか、いったいどんな発想だったのか聴こうかとか思ったものの、少し立ち疲れてニコチンも切れてきたので考えをキャンセル。というか、これまでここで適当に書いてきたことも、正直適当すぎてやや申し訳ない気分が・・・・・・あとでおもうと、僕自身が、かなりむっつりした表情をしていたような気がする・・・・・・一礼だけかろうじてして、退出。

えーと、大友さん、vacantの方々、たいへん厳めしい表情だったかもしれませんが、本当にたいへん素敵な企画だと思っています。成功しているかどうか、というのは傍目からはわかりませんが、こういう企画(あるレールに載っているわけではない手作りの企画)がそもそも実現して(いまなお)継続している、ということだけでも凄いし、応援しているような、むしろ応援をもらっているような気持ちです。一客にすぎませんが、応援していまーす。

・・・と、よくわからないけど手紙調で。前回のトイレに続き、今回は喫煙所もお借りする。また余裕があって足を運べたら、こんどは珈琲でも飲もうかな。というか、この閉鎖的な機会に話し掛けられないんだから、もうサインはもらえないような気がしなくもない・・・・・まあいいや。

えー、あとちなみに昨日はfilament/Sachiko Mの展示にも行く。もしこれをみて行く人がいたら、工事が有るんで平日は17時30分以降がいいです。filamentの聴こえ方が全然ちがう・・・というか、別物?というより、ひょっとして主旨を損ねてしまう感もある気がしたので、夜がベストかと。