一回休み

●今日のお昼に、神保町の「路地と人」に毛利悠子「ワンデイダラス」を見にいく。ギャラリーの立地も内部も素敵。

●この前の別の展示は、実は見のがしてしまったので比較などはできない(他のお客さんは、みんな「同じシステムだけど、雰囲気がちがう」とおっしゃっていたので、そうなのかなと思う)けど、とりあえずこの展示だけでも、十分面白かった。
 というか、実は何がどうなっているか把握するのに30分ほどかかり、それからどんどん良くなってくる。だんだん離れがたくなり、あまりに離れがたくなる危機感をおぼえて退出。1時間くらいはいたのかもしれない。でも、それくらい居た方が良いような、かなり面白い内容。


●忘れないうちに感想。最初は「マシーンでモノクロで、ちょうクール!」とか適当におもってみていたら、いつのまにか、「なんかセクシー?」という感想に変わる。
 いや、エロいわけではまったくないし、官能的というわけでも全くない。けれど、「撒いてあるものを全体で床ごと擦りつける」「付着してしまったものを読み取る/読み取ったら反応してしまう」というあたりを、30分ちかくもまんじりともせず見ていたら・・・変な昆虫のうごきをみているような気分になったり、ならなかったり・・・。
 いや昆虫といっても、動くのと読み取るの、2匹いるってことかもしれない・・・どうでもいいか。

●あと意外なほどにストレスのかかる局面多し。とくに左壁すぐのところだと、ロールがたわんで、それを巻き上げようとすると装置が悲鳴をあげたり。全体も、右側の装置に移るとゆったりとしたたるみの局面で、どこかでキーキー摩擦音、左側に変わると、いきなり照明がカチカチいって吃驚したり。かなり長時間周期の変なリズムがあって、なかなか飽きない、というか、休めない。あるいは、意外にテンションがあがる。

●とりあえずこんな変な感想。←変な感想であることは自覚しています。でも機械をつかった美術作品で、単体でこれだけ充実したものをみるのは、はじめてかもしれない。ギャラリーも展示も、とても良かった。えらそうでごめんなさい。

 とはいえ明日で終わりか・・・明日も行くべきだろうか・・・