作用と持続 8.5

なんとなしにネットを見ていたら、いきなりなのだがコアオブベルズを熱く語る文章に遭遇・・・・・・えっ、あのコアオブベルズ?なんか映画(のDVD)らしい。すごいらしい。そういえば今はないループラインでスギモト+コアオブベルズがやっていた。見てないけど、CDもあった。
確かタイトルは、ゲスぺリア2・・・・・・。
買うべきだろうか。そろそろ聴いてしまおうか。聴いたら、いったいどうなってしまうのだろうか。別に何も起きない可能性も高い。でも今の世の中、何も起きないという時間も貴重かもしれない。何か起きたらそれはそれですごいのか。すごくないのか。聴いてみないとわかりません。


とか唐突に思いつつ、小さいけれどループラインって変なところだったんだなあとやはり唐突に認識した、今日この頃。
あそこはいったい何だったんだ。



前回、「ののしる/のろうこと」は一度中断とした。ちなみに、だからといって放棄したわけではない。ただ、これだけについて進めるのは、一旦休止。ただそれだけ。
たとえばだが、この主題は色んな形でもっと広げられるのではないかとも思う。とくに、悪態や悪罵については、これまであたかも男性が行為の主体であるかのように進めてきたが、おそらくそこには女性も含まれる。あるいは、男性女性をとわず、悪態や悪罵は、いまの状況だけに限定されたものではなくて、もっと一般的と言うか普遍的な行為だろうとおもう。


いくつかの悪態。やってられない、うざい、だるい、なんでこうなの、くそ、ちん滓、もう、うんざり、けっ、ファックオフ、ファックユー、etc,etc....

それはどこでもあるし、どこでもありうるし、誰でもする可能性がある。悪態、天に唾する。そういう広がりを考えてみる。
といっても、いきなりそんなことはできないので、一旦休止。そんなくらいのかんじで。



とはいえ、このような状況のなかで過ごしていると、ほかにもこれまで考えたことのないことを考える。
色々な感情について。不安や焦りや恐れ、思考停止、無視、蔑視、軽視、その他もろもろ。そういうものを抱いたり、抱かなかったりする。
ただ、もっと特異なものもある。たとえばそれは、ある種の宙づりのような感覚だろうか。先のみえない、状況も見えない、何が正確で何が不正確かもみえない。何をしたら良くて、何をしたら悪いのかも分からない。それをとりあえず宙づりとよんでみる。

この宙づりは、けれど案外、あっさりと消えてしまう。たいていはすぐに思考停止して問題を忘れてしまうし、他のトピックに頭を切り換えることでスルーしてしまう。そうすると、宙に吊られた感覚はきえて、とりあえず地に足を付いて歩いているような気分になれる。うらをかえせば、だから宙づりの感覚は、ほんの一瞬しか維持されない。だからこの感覚は特異なのだ。



すこしだけ、想像を喚起する問題をかいてみる。ただ、専門家ではないので、ただしい想像かどうかはわからないが、フィクションでもないように思う。別にパニックを起こしたいわけではないので、それは念押ししておく。
で、たとえば思うのは、ホーシャノーの海水への流出である。なにか大量に出たらしい。それに、きちんとニュースを追っていないが、たしか今でも出ているのではなかったか。なんか、大きい穴は埋めたけど、どこからか出ている、でもどこからか分からないので、放置して、そのあとのニュースを確認していない。もしその後ニュースがないなら、未だに出続けていると言うことなのだろう。

これは、なかなか楽しくない想像を喚起する。もちろん一般ピープルなので、専門的にこれがどうなるのかは分からない。けれど、どうやら専門家によると人類史上、試したことのない事例だという。それはそうかもしれん。
たとえば、関西にいる人は、ひょっとしたらホーシャノーは他人事のように捉えているかもしれないが、普通に学校でならった知識だと、海水というのはいろんな形であちこちを循環しているのであって、当然だが海で世界はひとつにつながっていたりするわけだ。ということは、どういうことなのでしょうか。えーと、あちらこちらで、色んなところで、将来的に、何かが出てくるということなのか?

とはいえ、これが実際にどうなるのかは、よく分からない。というか、誰も知らないのかもしれない。自分もよくわからない。いつ何がどうなるのか、もし海外の他の国に影響をあたえたら、なんだか大変なことになるかもしれない。とか思うが、どうしようもない。


そのようなときに、色んなことを思う。不安、恐怖、焦り、困惑、混乱、忘却、あきらめ、思考停止、その他のいろいろ。もちろんそこに、ののしり/のろいも含まれる。
だがそのなかでほんの一瞬、宙づりのような時間がある。事態を認め、納得し、受け入れているわずかの時間。それを感じる。あるいは、それを感じても良い気がする。

前も後ろもどうなるかわからない。それは今すぐではなく、これからけっこう先のことかもしれない。だからといって判断できない。どうすることもできない。その状況を、冷静に受け止めている瞬間。それを宙づりと呼んでみる。




・・・いま何をしているかと言って、つまり、これまで考えていなかったものは、「ののしり/のろい」だけではない。他にも沢山の主題があって、そのひとつを、とりあえず設定してみている。これまで、ほとんど考えたことのない主題について。
とりあえずそれを宙づりと呼んでみたい。そして、そこに、その状態だけにフォーカスして考えてみようか。とか思う。さて、何があったか。
考えたこともないので、困ったものだ。続けるかどうしようか、それもまだ決めてはいない。そんな今日この頃。



ちなみに、そんなことをやったところで意味がないと言うかもしれないが、それについては、そんなことは最初からわかっている。



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