時間 その他 誰もが

また少し、時間が空いた。だからどうしたわけでもなく。


また続き。



続きの前に、時間が空いている間に、いくつかのことなどをしたりしなかったり。かなりどうでもいいのだが、実のところ音声ファイルに手を出している。これは、たぶんここでは今まで一度もふれていない。


とりあえず、できることは少ない。いくつかのアイデアがあって、ひとまずはある種の時間軸上の構造を、どうつくるかというところに関心の焦点をほぼ定めている。それ以外は、やり方が分からない。

さらにいえば、そこから派生して、これをいわゆるダンス用の音源として構想することをかんがえた。ここでのダンスは、どちらかというとモダンダンスやバレエに近いけれど、それに用いるための音源、のようなもの。いずれも仮の、もしくは架空という設定であり、これは前につくっていた画像ファイルと同様の距離感のようなものといっていいかもしれない。
つまり、ここではダンス自体が架空である。そしてそのダンスの為の音源もまたフィクションである。
そういう音声ファイルを構想してみる。



とりあえず、できることは少ない。いくつかのアイデアがあって、ひとまずはある音を取り出し、その残響と、音が出る部分を分割して、さきに残響がでてくるというバージョンを作成してみる。いいかえれば、ただ持続する残響と、音が出るときの打撃音からのみ構成されているだけのもの。
なにものでもない。できることが少ない。


そうしてできた構成品を、いくつかコピーしてずらして、速度をかえてピッチを変化させたものが、かろうじて出来るくらいである。わずか1分ほど。内容はほとんどない。ただ、ランダムに出てくるだろうかすかな持続音と打撃音の、空間的な配置しかない。それで、ダンストラックといえるのかもわかっていない。たぶんこれでダンスは出来ないだろうと思っている。


→ http://d.hatena.ne.jp/animalgigagiga/20130531


ちなみに、スタイルは、あまりにも音響派である。ただ、おそらくだがやっていることはまったくちがっているはずだと思う。けれど、スタイルから聴くぶんには、それと何の変わりもない。
ただ、どこかが違うという感触だけを手がかりに、アップしてみた。音量は、このままで適正になっている。最初はほとんど聞こえないかもしれない。
また、できるだけ画面を見ずに音を把握してもらえればうれしい。あらかじめ目で音の出るタイミングを把握するのではなく、ここでは空間的な配置がむしろ問題になっている(かもしれない)。そのような意味でこれは一応はダンストラックで、時間と場所と誰かがいれば、それでダンスは出来るだろうと考えている。そんなことは、みんなとっくに知っているのだろうけれど。


とりあえず、そんなところ。





 ちなみに。
 その他、ベケットについての続きについて、さいきん特に「誰かsomeone」という主題のようなものが気になっている。私でもあなたでもない、だれかについて。
 けれどそれについては、
 
 つぎに
 つづく。